健康に痩せられる「手術しないダイエット方法」おすすめ都内の肥満外来

肥満外来選びで重要な「健康に痩せられるかどうか」

ダイエットの最中は、つい目先の体重ばかりに気を取られがち。しかし、肥満を治療するそもそもの目的は、数字を落とすことではなく健康体になることです。

だからこそ、肥満外来を選択するときは、健康に痩せられるクリニックを厳選しないといけません。激しい運動や食事制限なんてもってのほか。脂肪吸引や胃バイパス手術といった外科手術を行うクリニックも、副作用やリバウンドなど、大小さまざまなリスクがつきまといます。

この記事では、健康に痩せられるクリニックを探すときのポイントと、おすすめのクリニックを5つ紹介します。

 

病院選びのポイント① 手術をしないこと

前述の通り、肥満外来のなかには外科手術を行うクリニックもあります。ですが、できることなら外科手術のない肥満外来を選択するべきです。体にメスを入れるのは、相応のリスクも抱えることになります。

肥満の外科手術の種類は、大別して2つ。いずれもリスクは小さくありません。

 

脂肪吸引のリスク

1つ目は脂肪吸引です。脂肪吸引とは、皮下脂肪を専用の吸引器で取り除く方法のこと。部位を狙って痩せられるほか、美容クリニックなどでお手軽に受けられるため、検討している人も多いと思います。

しかし、これだけ一般的に広まっている脂肪吸引でも、リスクはつきもの。肌の表面に傷やクレーターが残ってしまうのは有名ですが、もっと怖いのは血腫ができたり、感覚が鈍るなどの知覚異常を引き起こしたりするケースです。また、稀な事例ではあるものの、胃や肝臓を覆っている腹膜の損傷、さらには血栓、脂肪塞栓など、重篤な後遺症に繋がることもあります。

 

減量手術のリスク

2つ目は、医療行為として認められている「減量手術」。こちらは条件を満たすと保険も適用される、れっきとした治療です。

とはいえ、そのリスクは脂肪吸引の比ではありません。そもそも減量手術は、肥満治療の最後の手段。食欲を抑えるために胃を縛って容量を減らしたり、胃の大部分を切除したりと、非常に大規模な手術です。術後は食事量を減らせる反面、ビタミンやミネラルといった栄養の摂取に悪影響をもたらすケースもあり、サプリメントと一生の付き合いになることも考えられます。

また、胃の切除によって引き起こされる病気の代表例が「ダンピング症候群」です。胃の容量を減らせば、当然ながら食べものは短時間で腸へと取り込まれます。これにより食後の高血糖や低血糖、動悸、めまい、発汗、倦怠感、腹痛、下痢、悪心、嘔吐など、さまざまな症状に悩まされます。

さらには、保険の適用される範囲も限られています。BMI35以上の病的な肥満の人と、BMI30以上で肥満の合併症リスクの高い人しか受けられません。特に後者は、ほとんど医師の独断で診断されます。よほど重度の肥満でないと、営利的な理由から保険の適用外になってしまうのが現状です。

 

病院選びのポイント② リバウンドしないこと

せっかく減量に成功しても、リバウンドしては水の泡。それどころか、急激に体重が上下すると体に負担もかかります。大切なのは、肥満の原因を抜本的に改善できるクリニックを選択すること。

脂肪吸引などの美容目的の手術は、非常にリバウンドしやすいです。一時的にスリムになっても、肥満の原因である食生活や運動不足は治っていないため、結局はまた太ります。「いちど痩せたら絶対に維持する!」と意気込む人も多いですが、そもそも肥満の原因を自分で特定することは困難ですし、体重が減ったことでむしろ油断しやすくなる人も少なくありません。

過剰な運動や食事制限を求めるクリニックも避けましょう。確かに無理して食事を我慢すれば、体重は落ちるかもしれません。ですが、それは体調や筋肉量を犠牲にした、間違ったダイエット。一時的にギアをハイにして痩せただけなので、普段の生活習慣に戻れば、たちまち体重は逆戻りします。体への負担も大きいです。

 

病院選びのポイント③ 美容目的の施術を受けない

また、同様の理由から、以下のような施術も治療になるとは言えません。

原因を改善できない治療

・脂肪層に薬剤を注入し、脂肪を分解する「脂肪溶解注射」
・高周波治療による脂肪溶解などを行う「医療痩身」
・レーザーで脂肪を破壊する「医療レーザー」
・胃のなかにバルーンを入れて容量を調節する「胃内バルーン治療」

いずれも効果は期待できますが、一時的なものに過ぎません。これらの施術をもし受けるなら、肥満の原因を抜本的に解消できるようなメニューと併用するべきです。

 

病院選びのポイント④ 行動とメンタルを変えられる

では、肥満の原因を抜本的に改善するには、どんな治療をするべきなのか。ずばり、行動とメンタルを変える治療です。

そもそも肥満とは、これまでの行動の結果です。甘いもの好きだったり、ストレス発散で暴飲暴食してしまったり。こうした行動を断ち切るには、その裏にあるメンタルからメスを入れないといけません。といっても忍耐力をつけるのではなく、むしろ好きなものを食べながら痩せられるよう、無理なく継続できるラインを見極める必要があります。

そこで大切なのは、まずは自らの食事、体質、生活習慣を見直し、肥満の原因を自覚すること。それに基づいて新たな生活習慣をデザインし、実践すること。これにより、生涯にわたるウエイトコントロール方法を身につけられます。リバウンドのリスクを最小限に抑えながら、年齢を重ねても健康を維持できるのです。

 

健康に痩せられる肥満外来を紹介

これらを踏まえると、「健康に痩せられる肥満外来」を選択することは非常に重要です。私もかつて肥満外来を探していたとき、それをひとつの条件にしていました。ここからは、以下の4つの判断基準に基づき、健康に痩せられる肥満外来を紹介します。

健康的な治療 治療を通じて健康になれるか。その効果は高いか。
生活習慣の改善 生活習慣を根本的に改善し、リバウンドを防げるか。
ストレスフリー ストレスなく、無理のない治療を行えるか。
安心・安全 治療にあたってリスクは伴わないか。

※あくまでも私個人の経験に基づく意見であり、病院の合う/合わないは個人差もあることをご了承ください。

 

1. メディケアダイエット

引用元:http://www.reborn.co.jp/

メディケアダイエットの治療

最初に紹介するのは、私も通っていたメディケアダイエットです。こちらのクリニックでは、医師・薬剤師・管理栄養士・心理士を揃えた抜群のフォロー体制のもと、患者一人ひとりに合わせた治療を行います。

これは岡田先生から教わったことですが、そもそも肥満の原因は、患者の数だけ存在します。誰にでも当てはまる正解はありません。Aさんには有効だった方法が、Bさんを不健康にしてしまうこともあるのです。だからこそメディケアダイエットでは、緻密なカウンセリングと検査によって肥満の原因を特定し、ピンポイントでアプローチするためのプログラムを作成します。これにより、患者の体質や体調に合った健康的な治療を行えます。

日々の生活習慣にメスを入れるのもポイントです。私は自分の体質を教わり、「何をしたらどうなるか」を自覚することで、自然と「太らない生活」を送れるようになりました。一生もののダイエットスキルを身につけられたと言っても過言ではありません。

また、メディケアダイエットでは無理なくダイエットできるよう、「好きなものもしっかりと食べる」という方針を掲げています。たとえば、私の近況やライフスタイルを聞いた上で、「最近はストレスがたまっているから、この日は好きなものを食べてリフレッシュしよう」とアドバイスしてくれたことも。人間はストレスを感じると、手ごろな幸福を得るために食事を求めるため、ストレスフリーで治療できることはとても安心できました。

岡田先生自身がメディケアダイエットのメソッドを実践しているのも、信頼できる理由のひとつ。よくレーシック手術などで「眼科医はみんなメガネ」であることを指摘されますが、それとは対照的ですよね。健康的に痩せたいなら、第一に検討してほしいクリニックです。

 

2. 自由が丘プライマリークリニック

自由が丘プライマリークリニックの治療

お次に紹介するのは「自由が丘プライマリークリニック」。今回の判断基準のなかでも、特に「ストレスフリー」を重視する方におすすめのクリニックです。

治療の方針は、とにかく非現実的な目標は立てないこと。食事療法と運動療法、薬物療法というオーソドックスな組み合わせですが、どこまでも患者目線でプログラムを作ってくれます。たとえば食事指導なら、現在の食生活を踏襲しながら徐々に減量していくため、急かされることなくマイペースに治療できます。生活の大幅な変化によって体調をガクッと崩すようなこともありません。

 

院長の山口先生も、とても親身に対応してくれる方。「離島の病院のつもりで診療している」と語っており、患者に寄り添う姿勢には感謝の声も集まっています。病院の空間づくりにもこだわっており、ラベンダーのアロマを焚いたり、ハワイアンウォーターを用意したりと、患者をリラックスさせることには余念がありません。

長期にわたる治療、ストレスは最大の敵になります。「精神的な健康」を何よりも重視したい方は、ぜひこちらのクリニックのご検討を。

 

3. エミーナジョイクリニック

エミーナジョイクリニックの治療

「薬に頼らない根本的な治療」を目標に掲げるエミーナジョイクリニック。こちらの治療の特徴は、患者自ら治療に取り組めるよう、精神的な部分からしっかりケアしていくことです。

たとえば、甘いものを我慢できないなら、甘いものを食べるきっかけとなっている生活習慣を見直す。運動不足なら、自ら運動したいと思えるような習慣を作っていく。そのための治療方法も、オーソドックスなものからユニークなものまで多種多様に取り揃えています。

 

だからこそ大切にしているのは、カウンセリング。院長の伊東先生が、食生活からライフスタイル、仕事や趣味、日々のストレスまで、細かく丁寧にヒアリングしてくれます。それに基づいて個別のプログラムを決定してくれるため、間違った方法を選ばれる可能性は極めて低いです。健康的に治療へと取り組めます。

また、女性の医師である点も、同性にとっては嬉しいポイント。なかなか口に出しづらい、女性特有の悩みも遠慮なくぶつけられます。女性のお悩みをケアする「女性外来」も設置されているクリニックなので、デリケートな妊娠中の治療などにも的確に対応してくれるでしょう。