【プロに聞く】ダイエット成功の5箇条!痩せる秘訣は「無理しないこと」だった【メディケアダイエット論 #2】

Chie
こんにちは! 肥満外来経験者のChieです。

シリーズ「メディケアダイエット論」は、私の通っていた肥満外来「メディケアダイエット」で教わった痩せるメソッドを紹介する連載。

第2回では、第1回とは反対に「ダイエットに成功する条件」をご紹介。悲願のダイエット成功のために必要なこととは? 通院中に教わったポイントを4つまとめました。

 

ダイエットに成功する条件1:無理をしない

無理をしないことは、ダイエットを成功させるために何より大切です。

無理しなきゃ痩せないよ!」と思った人もいるかもしれません。しかし、それは大きな勘違い。私も体感しましたが、無理しなくても体重は落ちます

私も以前、過剰な食事制限や「○○だけダイエット」など、無理な方法でダイエットに取り組んできました。結果は失敗に次ぐ失敗。そのことをメディケアダイエットの岡田先生に話すと、こんなお話に発展しました。

岡田先生
過剰な食事制限や激しい運動に頼るのはやめましょう。なかにはそれを続けられる人もいますが、多くの人は挫折してしまいます。

まずは「無理をしないこと」から始めてください。

Chie
無理をしないこと……。ですが、それでちゃんと痩せるのか不安です。
岡田先生
ダイエットに必要なのは、何よりも継続することです。

アスリートのようにストイックな生活も、わずかな期間なら続けられるかもしれません。ですが、それを3ヶ月、半年、1年と継続できますか?

Chie
私には難しかったですね。
岡田先生
そうですよね。ダイエットは、継続できる「緩さ」をあえて残しておくこともポイントなんです。好きなものを食べることだって、立派なダイエットの一部ですよ。

それに、無理をすると当然、ストレスを感じますよね。これも大きな問題です。

Chie
いろんなストレスを感じますね……。

私の場合、「食べちゃダメだ」と我慢するのもストレスでしたが、我慢できなかったときの「また食べてしまった」「これだから自分はダメなんだ」みたいな自責の念も辛かったです。

岡田先生
その「我慢できなかったとき」のなかには、「空腹じゃないのに食べてしまった」というケースはありませんでしたか?
Chie
めちゃくちゃありました! ほんと、お恥ずかしい話です。
岡田先生
いえいえ、それは仕方のないことなんです。なぜなら、人間はストレスを感じると、それを逃れるために手近な幸福を求めるから。

つまり、「食事」という幸福を求めてしまう

無理なダイエットをして、ストレスを感じる。ストレスを感じたから、食事に走りたくなる。そして食事に走ったら、そんな自分を責めて、またストレスになる。こうした悪循環に引き込まれてしまうんです。

Chie
ああ〜……思い当たる節がたくさんあります。
岡田先生
ダイエットを成功させるには、ストレスをどれだけ取り除けるかがカギ。皆さん見逃しがちですが、「食事を減らすこと」と同時に「無理を減らすこと」もしっかりと考えないといけません。

 

ダイエットに成功する条件2:偏食をなくす

Chie
でも、具体的にどうしたら無理せずに痩せられるんでしょうか?
岡田先生
まずは偏食を改善しましょう。それだけで、目に見えて結果は出るはずです。
Chie
えっ、それだけで?
岡田先生
はい。よく「肥満の人=よく食べる人」と思われていますが、実はそうじゃありません

だいたい100キロくらいまでの人は、偏食で太っているケースが多いんですよ。大食漢の人は一握りです。もちろん一概には言えませんが。

Chie
そうなんですか!?
岡田先生
たとえば、3食すべて炭水化物1品になっている人。朝はパン、昼はうどん、夜はパスタのような食生活ですね。

量はどれも1人前なんですよ。でも、炭水化物だけでは血糖値も急激に上がってしまうし、余分な糖質は脂肪として少しずつ貯蔵されていく。それがレンガのように積み上げられて、気づいたら肥満になっている

これは極端な例ですが、肥満は小さな問題の蓄積によって引き起こされます。食事量も微妙に多かったり。

Chie
それは衝撃です……。
岡田先生
Chieさんもこのケースだと思いますよ。

あとは、勘違いによる偏食もありますよね。痩せると思って食べているものが、実は効果のないもので……というパターンです。

よくあるのはカロリーメイトとかプロテインゼリー。カロリーを効率的に摂取するためのものなのに、“なんとなく痩せそう”というイメージを持たれてますよね。

Chie
なんとなく痩せそうだと思ってました。
岡田先生
大切なのは、さまざまな栄養素をバランスよく摂取すること。

とはいえ、常にカラフルな食事を食べるのは難しい人もいると思います。まずはいつもの麺類を野菜多めのメニューにしたり、コンビニ食にサラダやスープをつけたりするだけでもOK。もちろん、余分な食事は抑えますよ。

それを毎日積み重ねれば、体重は劇的に変化していきます。

 

ダイエットに成功する条件3:習慣化する(習慣に溶け込ませる)

岡田先生
こうしたダイエットを実現させるエンジンになるのが「習慣化」です。
Chie
習慣化ですか。
岡田先生
はい。そもそも肥満の原因は、偏食に限らず、日々の習慣の積み重ねです。太りやすい生活習慣を送るうち、体重は少しずつ増えていきます。

逆に言えば、日々の習慣の積み重ねで、標準体型に戻すのも可能ということ。あとは、どれだけ習慣を身につけられるかが勝負なんです。

Chie
なるほど。
岡田先生
そこで大切なのが、ダイエットを歯磨きのように習慣化してしまうこと。

自慢じゃないですが、私は歯磨きをして楽しいと思ったことは一度もありません(笑)。でも、歯磨きをすることに抵抗もないんですよ。毎日気づいたら洗面所の前に立っている。

Chie
初回の無料カウンセリングでもおっしゃっていたことですね。でも、どうやってダイエットを“歯磨き化”するんですか?
岡田先生
一つは、カウンセリング時にもお話しした、「美と健康」を意識することですね。

ほかには、「今ある習慣のなかに溶け込ませる」という方法もあります。たとえば、行きつけのお店や社員食堂でのメニューの選び方を決める。これなら、いつもの習慣の延長線上で取り組めるので、習慣化しやすいですよね。

Chie
新しく習慣を作るのは大変ですが、すでにある習慣に組み込むだけなら難しくなさそうです。
岡田先生
とはいえ、日々の習慣をどう改善すべきかは、ご自身ではわからないもの。そこでプロの出番です。皆さんの生活習慣やライフスタイルをしっかりと見極め、的確なアドバイスを送らせていただきます。

 

ダイエットに成功する条件4:「体重はコントロールできる」と理解する

岡田先生
あとは細かいところだと、「体重はコントロールできる」と理解することは大切ですね。
Chie
でも、そんな簡単に体重って落ちませんよね?
岡田先生
いえ、そうでもありません。よくあるのが、ダイエット中に「今日はたくさん食べて太ってしまった……」とショックを受けて、ダイエットそのものをやめてしまうケース。すごくもったいないですよ。

少し太ったくらいなら、3日から1週間ほどで元の体重に戻せます

Chie
そうなんですか!?
岡田先生
たとえば、私は大の旅行好きで、食事は旅の醍醐味です。旅行に行ったら好きなものをたくさん食べて、3キロくらい太って帰ってきます

でも、1日の食事を一時的に2食にしたり、炭水化物の量を調整したりすれば、体重は2〜3日で元に戻ります。ダイエットで安定した体重を手に入れておけば、ちょっと食事の量を減らすだけで、体は元の姿を取り戻してくれるんです。

Chie
日々の習慣で、体重を安定させるのが大事ってことですね……!
岡田先生
はい。それを理解していたら、少し太ったくらいではストレスを感じなくなりますよね。

あとは「ダイエットしていたのになぜか太ってしまった」という人もよく見かけます。これについても「異常ではない」と理解してください。

Chie
それ、私も経験があります。食事を減らしているのになんで?って……。
岡田先生
安心して大丈夫です。命ある肉体ですから、むしろ毎日同じ体重なんてありえません。女性の場合は、月経によるホルモンバランスも影響します。

体重は上下動を繰り返しながら、徐々に減っていくもの。1ヶ月の記録を見たときに、きちんと右肩下がりになっていたらOKです。

 

ダイエットに成功する条件5:食以外の楽しみを見つける

岡田先生
もう一つポイントを挙げるとすれば、食以外の楽しみを見つけることにもトライしてほしいですね。
Chie
食以外の楽しみ?
岡田先生
私のように旅行でもいいですし、買い物や映画、スポーツ観戦、美術館巡りやミュージカルでも構いません。

よく「恋をしていると食欲がなくなる」と言いますが、楽しさで満たされていると空腹以外の食欲は目に入らなくなります。勉強に集中しているときや、ビジネスのプロジェクトに没頭しているときも同じですよね。

また、ダイエットに限らず、現代社会でストレスなく生きるのは難しいと思います。その発散の選択肢が、いまは食事だけになっている人もいるかもしれません。それを変えていくんです。

Chie
なるほど……!
岡田先生
それに、何かに夢中になれると、毎日はキラキラと輝き出します。毎日を幸せに過ごすことは、ダイエットのモチベーションも高めてくれるでしょう。ダイエット成功のカギは、実はダイエットとは関係ない時間にも潜んでいるんです。

痩せることは「美と健康」のために不可欠ですが、人生のすべてではありません。Chieさんも思う存分、ご自身の好きなことに没頭してください。

楽しいことリスト」や「やりたいことリスト」を作って、一つずつトライしてみるのもおすすめですよ。

「痩せなきゃ」「また食べてしまった」と焦燥感に駆られるばかりで、実は負のスパイラルにハマっていたそれまでの私。岡田先生にさまざまなことを教えてもらうなかで、無理しないこと、そして人生を楽しむことの大切さに気づかされました。

もちろん、ほかにもダイエット成功の秘訣をたくさん指導してもらいました。本連載「メディケアダイエット論」は、そんな成功のメソッドを紹介していくシリーズです。次回もお楽しみに!

 

▼また、個人によってベストな「痩せ方」は異なります。気になる方は、ぜひメディケアダイエットの無料カウンセリングに!