シリーズ「メディケアダイエット論」は、私の通っていた肥満外来「メディケアダイエット」で教わった痩せるメソッドを紹介する連載。
第2回では、第1回とは反対に「ダイエットに成功する条件」をご紹介。悲願のダイエット成功のために必要なこととは? 通院中に教わったポイントを4つまとめました。
もくじ
ダイエットに成功する条件1:無理をしない
無理をしないことは、ダイエットを成功させるために何より大切です。
「無理しなきゃ痩せないよ!」と思った人もいるかもしれません。しかし、それは大きな勘違い。私も体感しましたが、無理しなくても体重は落ちます。
私も以前、過剰な食事制限や「○○だけダイエット」など、無理な方法でダイエットに取り組んできました。結果は失敗に次ぐ失敗。そのことをメディケアダイエットの岡田先生に話すと、こんなお話に発展しました。
まずは「無理をしないこと」から始めてください。
アスリートのようにストイックな生活も、わずかな期間なら続けられるかもしれません。ですが、それを3ヶ月、半年、1年と継続できますか?
それに、無理をすると当然、ストレスを感じますよね。これも大きな問題です。
私の場合、「食べちゃダメだ」と我慢するのもストレスでしたが、我慢できなかったときの「また食べてしまった」「これだから自分はダメなんだ」みたいな自責の念も辛かったです。
つまり、「食事」という幸福を求めてしまう。
無理なダイエットをして、ストレスを感じる。ストレスを感じたから、食事に走りたくなる。そして食事に走ったら、そんな自分を責めて、またストレスになる。こうした悪循環に引き込まれてしまうんです。
ダイエットに成功する条件2:偏食をなくす
だいたい100キロくらいまでの人は、偏食で太っているケースが多いんですよ。大食漢の人は一握りです。もちろん一概には言えませんが。
量はどれも1人前なんですよ。でも、炭水化物だけでは血糖値も急激に上がってしまうし、余分な糖質は脂肪として少しずつ貯蔵されていく。それがレンガのように積み上げられて、気づいたら肥満になっている。
これは極端な例ですが、肥満は小さな問題の蓄積によって引き起こされます。食事量も微妙に多かったり。
あとは、勘違いによる偏食もありますよね。痩せると思って食べているものが、実は効果のないもので……というパターンです。
よくあるのはカロリーメイトとかプロテインゼリー。カロリーを効率的に摂取するためのものなのに、“なんとなく痩せそう”というイメージを持たれてますよね。
とはいえ、常にカラフルな食事を食べるのは難しい人もいると思います。まずはいつもの麺類を野菜多めのメニューにしたり、コンビニ食にサラダやスープをつけたりするだけでもOK。もちろん、余分な食事は抑えますよ。
それを毎日積み重ねれば、体重は劇的に変化していきます。
ダイエットに成功する条件3:習慣化する(習慣に溶け込ませる)
逆に言えば、日々の習慣の積み重ねで、標準体型に戻すのも可能ということ。あとは、どれだけ習慣を身につけられるかが勝負なんです。
自慢じゃないですが、私は歯磨きをして楽しいと思ったことは一度もありません(笑)。でも、歯磨きをすることに抵抗もないんですよ。毎日気づいたら洗面所の前に立っている。
ほかには、「今ある習慣のなかに溶け込ませる」という方法もあります。たとえば、行きつけのお店や社員食堂でのメニューの選び方を決める。これなら、いつもの習慣の延長線上で取り組めるので、習慣化しやすいですよね。
ダイエットに成功する条件4:「体重はコントロールできる」と理解する
少し太ったくらいなら、3日から1週間ほどで元の体重に戻せます。
でも、1日の食事を一時的に2食にしたり、炭水化物の量を調整したりすれば、体重は2〜3日で元に戻ります。ダイエットで安定した体重を手に入れておけば、ちょっと食事の量を減らすだけで、体は元の姿を取り戻してくれるんです。
あとは「ダイエットしていたのになぜか太ってしまった」という人もよく見かけます。これについても「異常ではない」と理解してください。
体重は上下動を繰り返しながら、徐々に減っていくもの。1ヶ月の記録を見たときに、きちんと右肩下がりになっていたらOKです。
ダイエットに成功する条件5:食以外の楽しみを見つける
よく「恋をしていると食欲がなくなる」と言いますが、楽しさで満たされていると空腹以外の食欲は目に入らなくなります。勉強に集中しているときや、ビジネスのプロジェクトに没頭しているときも同じですよね。
また、ダイエットに限らず、現代社会でストレスなく生きるのは難しいと思います。その発散の選択肢が、いまは食事だけになっている人もいるかもしれません。それを変えていくんです。
痩せることは「美と健康」のために不可欠ですが、人生のすべてではありません。Chieさんも思う存分、ご自身の好きなことに没頭してください。
「楽しいことリスト」や「やりたいことリスト」を作って、一つずつトライしてみるのもおすすめですよ。
「痩せなきゃ」「また食べてしまった」と焦燥感に駆られるばかりで、実は負のスパイラルにハマっていたそれまでの私。岡田先生にさまざまなことを教えてもらうなかで、無理しないこと、そして人生を楽しむことの大切さに気づかされました。
もちろん、ほかにもダイエット成功の秘訣をたくさん指導してもらいました。本連載「メディケアダイエット論」は、そんな成功のメソッドを紹介していくシリーズです。次回もお楽しみに!
▼また、個人によってベストな「痩せ方」は異なります。気になる方は、ぜひメディケアダイエットの無料カウンセリングに!
私の通っていた肥満外来「メディケアダイエット」で学んだ、本当に正しいダイエットの知識をまとめています。