シリーズ「メディケアダイエット論」は、私の通っていた肥満外来「メディケアダイエット」で教わった痩せるメソッドを紹介する連載。
第1回では、多くのダイエッターたちの気になる「ダイエットに失敗してしまう理由」を紹介します。院長の岡田先生曰く、痩せられない人には陥りがちな4つの原因がありました。
私の通っていた肥満外来「メディケアダイエット」で学んだ、本当に正しいダイエットの知識をまとめています。
もくじ
ダイエットに失敗する原因1:現実味のない計画を立てている
ダイエットに失敗する原因について伺ったのは、初回の無料カウンセリングを終えて、メディケアダイエットに通い出したばかりのころ。スタッフの皆さんとさまざまなお話をしながら、肥満の原因と今後の計画について方針を固めている期間でした。
ここからは、当時の記憶を振り返りながら岡田先生との対話形式で、ダイエットに失敗する4つの原因を紹介します。
結構、過酷な方法に取り組んできたと思います。
それでも可能な限り続けられたら良かったんですけど、いちど躓くと「今回も失敗だ!全部ダメ!」みたいな感じで、ダイエット自体をやめちゃうんです。
忍耐力がなくてお恥ずかしい……。
それはそもそも、現実味のないダイエットを計画したことが原因です。これはダイエットに失敗する人の共通点の一つで、計画の段階でどこかに間違いがあるんですよね。
間違いというか、希望的観測とでも言いましょうか。
炭水化物を完全に抜いたり、激しい運動を日課にしたり……。多くの人はそのストレスに耐えられず、ダイエットを断念してしまいます。体にも心にもストレスを強いるアスリートみたいな方法なので、それは自然な反応ですよ。
でも、こうしたダイエットに挑戦する人は、「自分は過酷なダイエットを今度こそ耐えられる」という希望的観測を持っている。
たとえば、Chieさんは仕事でどうしても外食を避けられないのに、完全な食事のコントロールを目指そうとしていました。これって、前提から破綻していると思いませんか?
自分の性格やライフスタイルをしっかりと分析し、自分に合った難易度のダイエットに取り組まないといけません。
ダイエットに失敗する原因2:段階を飛ばした目標を立てる
やるからには結果を出したいですし。
最終的には20キロ痩せるのを目指すとしても、まずは1ヶ月で1キロでも2キロでも落とす。ダイエットに失敗する人は、こういった手の届く目標を設定できていないことも多いです。
本当は喜ぶべきこと、自分を褒めてあげるべきことなのに、これではモチベーションを保てません。
極端な食事制限は体に毒ですし、急激な減量はリバウンドのリスクを高めます。ダイエットはそもそも、ゆっくりと着実に痩せていく方針で進めないといけません。
はやる気持ちはわかりますが、毎月1キロや2キロでも落として、半年や1年間かけて10キロ、20キロを落としていく。そういう視点を持ちましょう。
ダイエットに失敗する原因3:ダイエットを楽しめていない
痩せたら見た目も美しくなって、好きな服も着られる。美容やファッションは一気に楽しくなりますよ。体も軽くなって、遊びに出かけても疲れづらく、家族や友人との時間も思いっきり満喫できます。
ダイエットは、そんな未来に近づいていく過程。夢や希望で溢れていると思いませんか?
考え方が、主体的な「ダイエットしたい」ではなく、受動的な「ダイエットしなければならない」になっている。
痩せれば、さまざまな場面で恩恵を得られます。それを意識するために、たとえば「痩せたら着たいな」と思っている洋服を先に買ってしまうのも良いかもしれません。
そして、1キロや2キロ痩せるたびに、未来にまた一歩近づいたと考えましょう。
ダイエットも同じで、小さな進歩に目を向けることが大切なんですね。
ダイエットに失敗する原因4:偏った食事になっている
これって逆に痩せないんですよ。
そして、1日の消費カロリーの7〜8割くらいは、基礎代謝で消費されると聞いたことがあります。
ですが、食べる量を減らしすぎると、体はそれに順応して、少ないエネルギーでも動くようになる。つまり、基礎代謝が下がってしまうんです。
結果、食事は少ないはずなのに痩せなくなり、元の食事に戻しても“カロリーオーバー”で太ってしまう。悪循環に陥ります。
食べものの吸収を緩やかにする食物繊維は、血糖値の急上昇を抑える役目。一方で、ダイエット中に不足しがちな糖質や脂質も、体には必須の栄養素です。
健康に痩せるためには、栄養バランスの良い食事がカギです。ダイエットは、さまざまな栄養素によるチームプレーで成り立つんですよ。
Chieさんの取り組んできた極度な食事制限や「○○だけダイエット」などの手法は、必要な栄養素を不足させてしまいます。何かは足りていても、何かが足りない状態にならないように気をつけなきゃいけません。
まとめ:
いかがでしたか? ほかにも岡田先生から教わったお話は多岐にわたりますが、今回は代表的なポイントをまとめました。
断食や糖質制限などによる過酷なダイエットは、そもそも失敗することが大前提。よしんば成功しても、継続することが難しく、リバウンドしてしまう可能性は高いです。
大切なのは、自分の性格や生活習慣、ライフスタイルに合った方法を探すこと。肥満外来は、そのサポートをしてくれる場所だと思います。
▼プロによる治療を検討するなら。
私の通っていた肥満外来「メディケアダイエット」で学んだ、本当に正しいダイエットの知識をまとめています。