メディケアダイエット体験談 -Part4- 停滞期を乗り越えて。激痩せ成功、そして卒業へ。

Chie
こんにちは! 肥満外来経験者のChieです。

私の通っていた肥満外来「メディケアダイエット」での体験談を、ダイジェスト形式でお伝えするレポート第4回。前回は、治療も後半戦に突入し、15キロ痩せて気づいたことや周囲の反応などをお話ししました。

今回は体験記も最終回。ついに立ちはだかった「ダイエットの停滞期」をいかにして乗り越えたのか。その軌跡を書いていきます!

 

ついに訪れた停滞期

4ヶ月で15キロ減という、激痩せに成功しつつあった管理人。しかし、5ヶ月目にしてついにダイエットの停滞期へと突入します。

これまでは偏食を改善することで勢いよく痩せてきましたが、だんだん体重の落ち方がスローになってきたのです。あらかじめ「どこかのタイミングで絶対に訪れます」とは伝えられていたものの、これには正直、不安を覚えました。

 

Chie
ついに停滞期が来ちゃいました。このまま体重が安定してしまう、なんてことはないんでしょうか?
岡田先生
そんなことはないので安心してください。停滞期はダイエットをするほとんどの人に訪れます

停滞期は、いわば体の生体反応です。人間の体には、ホメオタシスという機能があります。

Chie
ホメオタシス……。確か以前、リバウンドの原因になる機能だと教えていただきました。
岡田先生
正解です。そのホメオタシスですが、リバウンドだけでなく停滞期の原因にもなるんです。
Chie
そうなんですか!
岡田先生
はい。おさらいすると、ホメオタシスとは体の状態を一定に保つための安全装置のような機能のこと。たとえば、汗をかくのもその一例で、火照った体を平熱へと戻そうとするのは、まさにホメオタシスの働きですね。

そして、ホメオタシスは体温だけでなく体重にも作用します

Chie
だんだん話が見えてきました……。
岡田先生
ダイエットをしていくと、どこかのタイミングでホメオタシスが「これ以上体重を減らしても大丈夫?」と躊躇を始めます。これが、停滞期の原因です。
Chie
なるほど。

確かに体重を落とせば落とすほど、それ以上痩せるのは難しくなると言いますよね。その理由まで深く考えていませんでしたが、体がセーブをかけているなら納得です。

岡田先生
そうです。そして、停滞期はダイエットの成功を決める分水嶺でもあります。

ここでダイエットの手を緩めては、体は「やっぱり大丈夫じゃないんだ」と判断してしまいます。正しい食生活を継続して、「大丈夫だよ」と背中を押してあげるのが大切なんです。

Chieさんはこれまで、ダイエットに一生懸命取り組み、着実に体重を落としてきました。食生活は大幅に改善され、プライベートもいままで以上に豊かになっていると思います。自分に自信を持って、続けていけばOKですよ。

Chie
少し心が軽くなった気がします……。

 

「止まっている」ではなく「維持できている」と考える

Chie
ですが、やっぱりモチベーションの維持が難しいです。これまでは数字を糧にやってこれた部分があるので、止まってしまうのはどうしても……。
岡田先生
そうですよね。目に見えた結果が出ないと、どうしても高いモチベーションを持ち続けるのは難しいと思います。

ですが、考えてみてください。Chieさんの体重は本当に「止まっている」のでしょうか?

Chie
う〜ん、数値上はなかなか減りませんが……。どういうことでしょう?
岡田先生
ネガティブに見れば「止まっている」かもしれませんが、見方を変えれば「維持できている」とも考えられますよね。

Chieさんは過去のダイエットで同じような状況になったとき、リバウンドを繰り返して来たと思います。それが、リバウンドするでもなく、ここまで落とした体重を安定して維持できている。いや、厳密にはじわじわと減っている。

これってものすごい進歩じゃないでしょうか?

Chie
た、確かに。昔からは考えられない状況です。
岡田先生
ダイエットの原則に立ち返ってみましょう。ダイエットは、中長期的な目線を持って取り組むことが大切ですよね。

すぐには痩せなくても、1ヶ月後、半年後、1年後にしっかりと痩せられたらそれでダイエットは成功なんです。足元ばかり見ていては、大切なものを見失ってしまいます。

Chie
そうでした……!

普段のダイエットも、停滞期の最中のダイエットも本質的には同じ。コツコツと積み上げていくレンガの一つに過ぎないんですね。

 

体重以外の目標を立てる

岡田先生
あとは、そうですね。Chieさん、良かったら改めて「体重以外の目標」を立ててみませんか?
Chie
体重以外の目標ですか。
岡田先生
はい。Chieさんはここまで順調に体重を落としてきました。だからこそ、体重を減らすことがゴールになってしまっているように見えるんです。

でも、ダイエットの最終的な目的は、すべての幸福のベースとなる「美と健康」ですよね。

Chie
言われてみれば、数字が減ることが楽しくて、体重ばかり追っていた気がします。
岡田先生
そこで改めて「痩せたらこんなことがしたい!」「こんな場所に行きたい!」「こんな服が着たい!」のような、目標を立ててみてほしいんです。

場合によっては、いっそ先に服を買ったり、数ヶ月先の旅行のチケットを取ってしまっても構いません。

動かない数字ばかり見ていると、停滞期はどうしても辛いものになります。でも、未来にワクワクしながら取り組めば、目先の体重ではなく本質をしっかり見据えることができます

Chie
なるほど……。さっそく目標を立ててみます!

 

このアドバイスが効果てきめん。私はさっそくファッション誌やインスタグラムなどをフル活用し、ぼんやりと憧れていたモデルさんやブランドの情報をかき集めました。

好きなものや綺麗なものをたくさん見て、「いつかはこんなスタイルに挑戦するぞ!」と英気を養ったのです。

 

さらに岡田先生は、メディケアダイエットで定期的に行われている卒業生との交流会も案内してくれました。実際に参加すると、卒業してから7年以上もずっと生活習慣を維持している先輩や、逆に遅れてきた停滞期に直面しながら頑張り中の先輩もいました。

停滞期を乗り越えた先輩からは「続けていけば絶対に抜け出せるから大丈夫!」と声をかけていただけて、大きな勇気になりました。ほかにもたくさんの刺激を得た私は、すでに停滞期を乗り越えたかのように高いモチベーションを取り戻すことができました。

 

6ヶ月で体重19%減。期間を終えて、ついに卒業!

こうして6ヶ月目、無事に停滞期を乗り越えた私は、体重の落ちるペースも徐々に元通りに。最終的に6ヶ月で21キロ、体重19%減という結果で卒業することができました。

本当にここには書き尽くせないくらいのダイエットの知識、考え方を伝授していただきました。どうして太っているのかさえわからなかった私が、何をしたら太り、何をしたら痩せるかを自ら判断できるようになりました

 

とはいえ、卒業してからが本当の始まり。なんだか学園ドラマみたいですが、岡田先生は正真正銘の「先生」であり、私も「生徒」の気持ちで通っていました。

 

振り返れば、「孤独じゃないダイエット」というのは本当に大きかったです。肥満外来に通った最大のメリットを一つ挙げろと言われるなら、私は間違いなくこれを選びます。

ダイエットって、とにかく孤独な戦いで。友人や職場の同僚に細かく相談することもできないし、仕方なく一人で頑張ろうとしても「また失敗してしまった」「自分はダメだ」と負のスパイラルに陥ってしまいます。

自分を責める自分を、誰も止めてくれないんです。視野はどんどん狭まり、主観的な考え方に囚われていきます。もしかしたら自分が悪いのではなく、自分のダイエットのやり方が悪いだけかもしれないのに、気づけません。これがダイエットの本当に怖いところ。

ですが、肥満外来なら味方がいます。ダイエットを極めたプロがいます。メディケアダイエットの皆さんは、私の不安や悩みも嫌な顔一つせず、耳を傾けてくれました。そして、私のいま思えば無茶だらけなダイエットを、正しい方向へと導いてくれました。

 

これからは、そうして身につけた習慣と知識を駆使して、自分で自分の「美と健康」を守っていかないといけません。そこにはわずかな不安もありましたが、身につけたことへの自信はそれ以上にありました。だから大丈夫だと思えました。

温かくて信頼できるスタッフと一緒に、無理なく痩せられるメディケアダイエット。全4回にわたるダイジェスト形式の体験記でしたが、皆さんにその魅力が少しでも伝わっていたら幸いです。

▼メディケアダイエットを検討するなら!

Chie
ちなみに、私は卒業後もダイエットを続け、さらに20キロ以上痩せることに成功しています。そんな「卒業後編」もまた書きたいと思いますので、乞うご期待!です。