太ると赤ちゃんもできなくなる?不妊と肥満の関係とは?【メディケアダイエット論#4】

Chie
こんにちは! 肥満外来経験者のChieです。

シリーズ「メディケアダイエット論」は、私の通っていた肥満外来「メディケアダイエット」で教わった痩せるメソッドを紹介する連載。

第4回のテーマは「不妊と肥満の関係」。肥満は女性ホルモンに影響を与え、不妊症の原因になります。今回は、メディケアダイエットで聞いたお話をもとに、肥満と不妊の関係とその改善策について紹介します。

 

肥満で不妊症になる原因は

肥満と不妊の関係について伺ったのは、通院中のふとした質問でした。

Chie
肥満で不妊になるって聞いたことがあるんですけど、本当ですか?

やっぱりゆくゆくは結婚して幸せな家庭を育みたいので……気になります。

岡田先生
結論から言うと、本当ですね
Chie
ですよね……。
岡田先生
はい、肥満は不妊の原因になります。

でも、不妊に悩まされていても肥満を改善していない人は多いですよね。「肥満で不妊になる」ということは知っていても、その原理はあまり知られていないので。

Chie
確かに、なんとなく不妊になりそうだけど、理由までは想像できません。
岡田先生
肥満で不妊になる代表的な原因は、肥満によって「PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)」を引き起こしてしまうからです。
  1. 肥満によって糖代謝や脂質代謝がおかしくなり、無排卵になってしまう
  2. 肥満によって「PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)」を引き起こしてしまう
岡田先生
それぞれの原因についてお話ししますね。

 

肥満によって「PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)」になる原因

Chie
PCOS、ですか。なんか聞いたことあるような。
岡田先生
テレビやネットでご存知かもしれませんね。

 

▼まずは「PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)」とはどんな病気なのか?をざっと解説しますね。

PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)とは?

PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)とは、卵巣で男性ホルモンが増加してしまい、卵胞の発育を妨げる病気です。これにより排卵障害を引き起こします。

超音波検査をすると、卵巣にとどまった多くの卵胞(嚢胞)を確認できることから多嚢胞性卵巣と呼ばれています。女性の20〜30人に1人の割合で発症します。

 

なお、不妊以外に自覚できる症状は、

  • 月経周期が35日以上
  • 月経周期が不規則になった
  • にきびが増えた
  • やや毛深くなった
  • 肥満

など。

PCOSによる排卵障害は年齢とともに悪化し、月経周期も長くなっていきます。症状の重さは人それぞれで、20代なら自覚症状のないまま妊娠できるケースもあるそうです。一方で、あまり症状の出ない状態で不妊になっている人もいるため、注意しないといけません。

 

肥満でPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)になるメカニズム

Chie
しかし、どうして肥満だとPCOSになってしまうんでしょう。
岡田先生
最大の原因は「インスリン抵抗性」ですね。

この「インスリン」という言葉、ダイエットに取り組んできたChieさんなら聞いたこともあるのでは?

Chie
はい!すい臓から分泌されるホルモンですよね。血糖値とか糖尿病に関係すると聞いたことがあります。
岡田先生
そうですね。肥満の人は、このインスリンが正常に分泌されていないケースが多いんです。

そもそもインスリンは、血中の糖質をエネルギーに変換し、血糖値を一定に保つ役割を担っています。

ですが、血糖値を急上昇させる甘いものや炭水化物ばかり食べていると、徐々にすい臓が疲労し、インスリンの分泌が上手くいかなくなってくる。こうして悪化した先に待っているのが、インスリンの効き目が弱まった状態「インスリン抵抗性」です。

Chie
ふむふむ。
岡田先生
そして、ここからが話の肝です。インスリンの効かなくなった体は、大量のインスリンを分泌してそれを補おうとします

これにより引き起こされるのが、「高インスリン血症」という状態です。この状態になると、女性ホルモンであるエストロゲンが減少したり、男性ホルモンであるテストステロンが増加してしまいます。

Chie
えっ!男性ホルモンが増加するってことは、つまり……。
岡田先生
はい。繰り返しますが、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)とは、卵巣で増加した男性ホルモンによって、排卵障害を引き起こす病気。

つまり、高インスリン血症によって増加した男性ホルモンが、PCOSの原因になってしまうのです。

Chie
ああ〜、そういうことですか。
岡田先生
事実、PCOSの患者のうち、肥満の人の割合は約20%と言われています。

肥満が必ずしもPCOSの原因になるわけじゃないですが、大きな関連性を持っていることは認識しないといけません。

 

子宮体癌や流産・難産になる危険性も

岡田先生
それだけじゃありません。「インスリン抵抗性」が高まると、将来的な子宮体癌のリスクが高まるとも言われています。
Chie
ええっ。それは一大事じゃないですか。
岡田先生
インスリン抵抗性が高まると、排卵自体が正常に行われづらくなります。すると無月経になったり、月経の周期が狂ったりと、月経異常を引き起こしやすくなります。

怖いのは、重度の月経不順です。古い子宮内膜を更新できないまま長期間、子宮内に居座ってしまいます。このような古い内膜は異常内膜を生み出し、その一部が癌化してしまうと言われてるんです。

Chie
そんな重篤な疾患にもつながるなんて……。
岡田先生
あとは、実在するリスクとして、肥満の人は流産になる可能性が上がってしまうこともあります。

出産までたどり着いても、難産になってしまったり。もちろん、著しくそのリスクが高いわけではないですが。

Chie
流産は聞いたことあります。難産もですか。
岡田先生
はい。産道に脂肪がつきすぎてしまい、胎児が通り抜けづらくなるんです。

お母さんも赤ちゃんも苦しんだ末に、帝王切開で対応するケースもあります。しかも、標準体型の人より脂肪が分厚いため、執刀も深くなり自ずと時間も長引いてしまうんです。

Chie
安心して妊娠・出産に励むには、体型を整えることが大切なんですね……。

実際、体外受精について集計したデータによると、BMI値が上がるほど妊娠率は低下し、流産率は上昇しているとか。しっかりとお腹に命を宿すために、ダイエットは不可欠なのです。

 

▼メディケアダイエットの方針についてはこちら

メディケアダイエット体験記 -無料カウンセリング編- たった1時間で変わった「ダイエットへの固定観念」

2018.12.07

肥満の解消=不妊治療。大切なのは「必要な栄養素の摂取」

Chie
ゆくゆくの妊活のためにも、もっとダイエット頑張ります!
岡田先生
一緒に頑張りましょう!

ただし、張り切りすぎて急激なダイエットはしないように気をつけてくださいね。体は栄養不足に陥ると、命に関わる臓器などに優先してエネルギーを送ろうとするため、卵巣の機能を停止させることもあります。

そもそも不健康な母体のなかで赤ちゃんを育てるのは危険ですし、本末転倒にならないように。

Chie
はい!不妊にならないように痩せるためには、どんなダイエットがいいのでしょうか。
岡田先生
重要なのは体に必要な栄養素を、必要な分だけ摂取すること。

それさえ守れれば、好きなものを食べても体重はしっかりと落ちていきます。巷では「ダイエット=食事制限」と捉えられていますが、それは間違い。大切な母体を守る意味でも、栄養とエネルギーを十分に摂取しながら、健康的に痩せることを目指しましょう。

Chie
メディケアダイエットの基本的な方針ですね。
岡田先生
ダイエットは不妊治療です。治療をするのに栄養補給をおろそかにする人はいませんよね。

あとはストレスにもご注意を。懸命に気を張って食事制限に励んでいても、心の糸を切らしてしまうとあっという間にリバウンドします。妊活中の女性にストレスはつきものなので、これは賢明な方法とは言えません。

食べること自体を制限しなくても、食べるものをしっかりと選び、食べ方を改善すれば、妊娠率は高まります。だから安心して、無理のないダイエットに励みましょう。

Chie
わかりました!

 

実は不妊と密接な関係を持っていた肥満。そのリスクは恐るべきものでしたが、一方でしっかりと痩せることで不妊の改善を期待できる、というのは心強い話だとも思いました。

とはいえ、体に必要な栄養素は、その人の現在の食生活や体の状態によって異なるもの。基本的には糖質とたんぱく質のバランスを取りながら、豊富な野菜を摂取することが近道ですが、その限りではありません。また、仕事やライフスタイルの関係上、どうしても食事が偏ってしまうケースもあります。

そこでプロの出番です。肥満外来なら、食事や運動、メンタルに精通した専門家のもと、本当に必要なダイエットのプロセスを指導してもらえます。健康に痩せる方法がわからない人は、肥満外来を頼ってみるのも一つの手ではないでしょうか。

 

▼メディケアダイエットを検討するなら。